ダルビッシュ実戦登板は1日延期も“相棒”は手応え 「非常に良好」
故障後初となる実戦登板は21日に延期
右上腕三頭筋の炎症で故障者リスト(DL)入りしているカブスのダルビッシュ有投手が予定されていた実戦形式登板が1日延期となり20日(日本時間21日)に行うことになった。復帰を目指す右腕に“相棒”のクリス・ジメネス捕手、そしてジョー・マドン監督が確かな手応えを得ていることを地元メディアが伝えている。
地元メディアの「シカゴ・トリビューン」は19日(同20日)に行われる予定だったダルビッシュの実戦登板が1日延期となり、20日(同21日)にズレたことに言及し「ユウ・ダルビッシュが水曜日に重要な実戦形式での登板でリグリーのマウンドに戻ってくる」と見出しを付け報じた。
記事では、捕手のジメネスが負傷後のブルペン投球でダルビッシュのボールを受け「非常に良好」だと語ったことをレポート。さらに実戦形式で捕手を務めない場合は自ら打席に立つことを望んでいることにも言及している。
ジメネスはこれまでブルペンでダルビッシュが違和感なく投球を続けていたことを明かし「彼(ダルビッシュ)からはそういったことは感じたことはないし、首脳陣も恐らく自分と同じことを感じているだろう。なぜなら、僕たちは前進し続けているからね」と語っているという。
また、これまでマドン監督はオールスター前の復帰も示唆していたが記事では「彼は復帰後に真っ白の状態から再びやり直すかのように見せていかなければならない」と語っており、オールスター前の復帰の見込みが低くなったことを伝えている。
それでも復帰に向け順調にステップアップを続ける右腕にマドン監督は手応えを感じているようで「私の義務はお互いに信頼を生み出すこと。我々(ダルビッシュと)はそれができている。私が自分の考えを彼に伝えると、彼は反論することなくしっかり聞き入れている」と、常に良好な関係でコミュニケーションを取っていることを口にしている。
完全復活した姿を見られるのはもう少し先になりそうだが、ここまで順調にメニューを消化しているダルビッシュ。故障後、初となる実戦形式でどのような投球を見せるのか注目が集まる。
(Full-Count編集部)