元Gマイコラスはメジャーで大活躍 昨季で日本を去った助っ人の現在は?
マイコラス、ギルメット、マーティンはメジャーのロースターに
毎年、数多くの助っ人が日本にやって来るが、シーズンオフになると日本を去る外国人もまた数多い。結果を残し長く日本でプレーするのは限られた選手たちだけ。成功を収める外国人を発掘するのは、なかなか簡単なことではない。
逆に日本で成功し、メジャーリーグでも大活躍を収める選手もいる。今季カージナルスで先発ローテの柱となっている元巨人のマイルズ・マイコラス投手は、そのいい例だ。ここまで14試合に先発して7勝2敗、防御率2.69と申し分のない成績を残している。
またヤクルトのプレストン・ギルメット投手や、日本ハムのクリス・マーティン投手もそれぞれのチームで、メジャーのロースターに入っている。昨季、12球団に在籍し、昨季限りでチームを去った助っ人外国人。今季、米国でプレーしている元助っ人たちは、どれほどの成績を残しているのだろうか。
○巨人
マイルズ・マイコラス(カージナルス)
14試合14先発7勝2敗0セーブ 防御率2.69
○阪神
エリック・キャンベル(マーリンズ傘下3A)
57試合202打数68安打3本塁打45打点 打率.337
ジェイソン・ロジャース(米独立リーグ・ニューブリテン)
30試合110打数35安打2本塁打28打点 打率.318
ロマン・メンデス(ナショナルズ傘下2A)
22試合(0先発)3勝2敗4セーブ 防御率3.72
○広島
ライアン・ブレイシア(レッドソックス傘下3A)
25試合(0先発)2勝4敗8セーブ 防御率1.69
ブレイディン・ヘーゲンス(ダイヤモンドバックス傘下3A)
13試合(8先発)3勝3敗1セーブ 防御率6.43
中日
○エルビス・アラウホ(オリオールズ傘下1A+)
9試合(0先発)2勝0敗0セーブ 防御率3.65
○ホルヘ・ロンドン(ホワイトソックス傘下2A)
9試合(0先発)0勝1敗0セーブ 防御率4.85
○ヤクルト
プレストン・ギルメット(カージナルス→ブルージェイズ)
3試合(0先発)0勝1敗0セーブ 防御率15.00
○ソフトバンク
カイル・ジェンセン(ジャイアンツ傘下3A)
52試合189打数37安打5本塁打27打点 打率.196
○西武
ステフェン・ファイフ(インディアンス傘下3A)
10試合(10先発)3勝5敗0セーブ 防御率6.79
ブライアン・シュリッター(ドジャース傘下3A)
28試合(0先発)2勝1敗9セーブ 防御率3.00
○オリックス
マット・ウエスト(米独立リーグ・シュガーランド)
13試合(0先発)0勝0敗0セーブ 防御率0.00
○日本ハム
クリス・マーティン(レンジャーズ)
23試合1勝1敗0セーブ 防御率3.92
こうして見てみると、日本を離れた後も結果を出すのに苦労している選手も数多く見受けられる。メジャーでプレーしているのはマイコラス、ギルメット、マーティンの3人だけ。多くは傘下3Aに在籍しているが、中には2Aや独立リーグでプレーしている選手もいる。
また、ここに名前のない中でも、例えば、ロッテのパラデス(韓国・斗山を戦力外)のように米国以外、韓国やメキシコ、ドミニカなどでプレーを続けている選手も少なくない。
(Full-Count編集部)