巨人が15安打11得点の猛攻で5連勝 藤浪を攻略、マイコラスは5勝目

首位攻防戦2連勝でセ・リーグ唯一の貯金は「3」

 巨人が阪神との首位攻防戦第2ラウンドも制した。打線が15安打11得点と爆発。相手先発・藤浪を攻略すると、先発マイコラスは6回5安打2失点と粘りの投球で5勝目(3敗)を挙げた。首位・巨人は11-2で快勝。5連勝で貯金3として、史上空前の大混戦となっているセ・リーグで頭1つ抜けだそうとしている。

 巨人は初回、坂本が2死から藤浪の150キロの直球を捉え、右中間スタンドへ運ぶ。投手戦が予想される一戦で貴重な先制ソロとなった。さらに、3回には1死一、三塁で藤浪がワイルドピッチ。思わぬ形で2点目が入る。

 一方、巨人の先発マイコラスは3回までパーフェクトピッチング。しかし、4回、簡単に2死を取った後、福留にフルカウントから右翼席中段へのソロを浴びた。ここから連打と四球で2死満塁とピンチを背負ったが、今成を捕邪飛に仕留めて最小失点で切り抜けた。

 すると、その裏、巨人は1死一、二塁とチャンスを作り、相川が右中間へタイムリーツーベース。2点差に広げる。5回には2死満塁から村田が死球を受けて押し出し。村田は負傷で交代となったが、貴重な追加点が入った。

 6回にはマイコラスが1死一、三塁でマートンに犠飛を許し、2点差に迫られた。

 しかし、その裏の攻撃ですぐに突き放す。2死満塁とすると、長野がライトへタイムリー。藤浪をKOした。さらに、阿部が2番手・高宮からライトへの2点タイムリーを放ち、7-2と大きく差を広げた。

 巨人は7回、マイコラスから宮國に交代。3者凡退の快投を見せる。その裏には井端が2ランを放つと、亀井、中井がタイムリーを放ち、9点差として試合を決めた。

 8回、日本ハムから矢野らとのトレードで加入した矢貫が巨人デビューを飾る。3番手でマウンドに上がった右腕は、俊介を空振り三振、福留を二ゴロ、ゴメスを空振り三振と3者凡退の快投を見せた。

 9回は香月が締めて11-2で快勝。阪神に2連勝を飾り、セ・リーグ唯一の貯金を「3」とした。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY