202億円左腕は「7月の大半をリハビリに」 さらに60日IL入りで復帰遠く…地元紙も嘆き

レッズ戦で途中降板したレッドソックスのクリス・セール【写真:ロイター】
レッズ戦で途中降板したレッドソックスのクリス・セール【写真:ロイター】

2度の最多奪三振を誇るセールは肩甲骨にストレス反応、手術は必要なし

 レッドソックスは9日(日本時間10日)、クリス・セール投手を60日間の負傷者リスト(IL)に移行させた。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」によれば、ボストン地元紙「ボストン・グローブ」のピート・アブラハム記者が「肩甲骨にストレス反応が出ており、手術は必要としないが再検査まで3-4週間は安静になる」と報じた。

 セールは2012年から7年連続で2桁勝利を挙げ、オールスターには7度選出された。2度の最多奪三振を誇るが、2019年3月にレッドソックスと2020年からの5年総額1億4500万ドル(202億1400万円)の再契約を結んで以降、度重なる故障に悩まされている。

 2020年3月にはトミー・ジョン手術を受け、同年は全休。「2021年終盤に復帰して9先発できたことから、2022年はフル稼働に向けて順調に進んでいると思われたが、肋骨のストレス反応により7月まで欠場した。復帰2戦目には(打球が当たり)指を骨折しILに逆戻り。そしてILに入っていた間、今度は自転車事故で手首を負傷し、シーズン全休となった」と記事は災難続きの現状を説明した。

 さらに再び先発として定着することを期待された今季は、11先発で防御率4.58で、2日(同3日)に肩の炎症で15日間のIL入り。「今後6月末まで出場できなくなった上に、その後健康な状態になっても7月の大半を復帰への準備とリハビリ登板に費やさなければならない」と復帰が大幅に遅れることを伝えた。34歳を迎えた左腕は再び輝くことができるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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