オリ山崎福、98キロのカーブで見逃し三振奪う 初白星ならずも阪神打線翻弄
6回途中2失点も自責ゼロ、2回に球速差36キロで陽川から三振奪う
オリックスの山崎福也投手が21日の敵地・阪神戦に先発。6回途中1安打2失点(自責0)の好投も白星はつかなかったが、大きなカーブを効果的に使い、阪神打線を翻弄した。
象徴的だったのは、2回1死からの陽川への投球。1ボールから2球目は100キロで見逃し、3球目は99キロでボールとスローカーブを2連投。4球目のチェンジアップで空振り奪ったあと、5球目にも98キロのカーブを投じたが、これはファウルとされた。
6球目は134キロの直球でファウル。そして、7球目はこの打席4球目のカーブ。ど真ん中だったが、98キロに陽川は全く反応できず、見逃し三振となった。直前のボールから球速差36キロ。まさに打者を翻弄する投球だった。
それでも、1点リードの6回には、この日初めてのヒットや味方の失策で2死二、三塁とされ、降板となった左腕。2番手の黒木が逆転タイムリーを浴び、今季初白星はつかめなかった。