韓国の美女チアを“口説いて”台湾移籍が実現　専属通訳＆長期契約…異例待遇の狙い

韓国で大人気のイ・ダヘ、今季から楽天ガールズに加入

　アイドル級の超人気メンバー、林襄（リン・シャン）が在籍する台湾プロ野球・楽天モンキーズのチア「楽天ガールズ」に、今シーズンから強力なメンバー加わった。昨季まで韓国プロ野球のKIAタイガースでチアを務めていたイ・ダヘだ。インスタグラムのフォロワーは100万人間近で、YouTubeチャンネル登録者は約45万人。韓国の大人気チアが、なぜ台湾で活動することになったのか。

　楽天モンキーズの球団フロントは、以前からイ・ダヘの韓国での人気に注目していた。「彼女が楽天ガールズに加入した場合、さまざまな媒体で話題になり、チケット売り上げにも貢献できると考えていました」と球団関係者。コロナ禍の影響でなかなか実現することができなかったが、昨年12月に球団幹部自ら韓国に足を運び、熱意を伝えた。

　その思いが通じ、イ・ダヘは楽天ガールズ入りを決断。現在は韓国と台湾を行き来しながら活動している。楽天モンキーズとは長期契約を結んでおり、台湾では全てのスケジュールを共にする専属の通訳がいる。

　台湾での活動はチアだけにとどまらず、広告モデルを務めるほか、バラエティ番組にも出演。球団担当者は「通訳がいることで、すぐに台湾の環境に慣れることができました。近いうちに、また違った彼女の姿を見ることができると思います」と話しており、台湾での活動の幅はさらに広がりそうだ。

　初パフォーマンスとなった4月14日の本拠地・桃園球場での味全ドラゴンズ戦は3-8で敗戦。イ・ダヘは「私の初パフォーマンスの日は負けてしまいました。ただ結果はどうであれ、観客の皆さんと一緒に応援し、試合をみんなで楽しんでいる雰囲気が素晴らしかったです」と、球場の一体感に感動を覚えたようだった。

　韓国の国際電話の国番号にちなみ、背番号は「82」を選んだ。「応援している時に、観客の皆さんに元気を与えている感じがとても好きです。謙虚に皆さんに感謝して努力していこうと思っています。応援していただけたら嬉しいです」。異国での活動に意欲を見せる韓国の大人気チアの加入で、楽天ガールズはさらに注目を集めそうだ。