イチロー、約1か月ぶり今季9度目のマルチ マ軍は21安打の猛攻で大勝
レッズ戦で5打数2安打1得点、田中から2安打を放って以来のマルチ安打
マーリンズのイチロー外野手は11日(日本時間12日)、本拠地でのレッズ戦に「8番・ライト」で先発出場し、5打数2安打1得点と活躍した。6月15日のヤンキース戦以来となるマルチ安打をマーク。マーリンズは21安打の猛攻で14-3とレッズに大勝した。
イチローは2点を追う3回1死で第1打席を迎えると、フルカウントから右腕イグレシアスの7球目の直球を左中間へ運んだ。レフトのバードが滑り込んだが、捕球できず。これがチーム初ヒットとなったものの、得点にはつながらなかった。
マーリンズは5回、先頭のギレスピーがソロホームランを放ち、同点に追いつく。続くリアルミュートがヒットで出塁すると、イチローが打席へ。6球目の直球は叩いたが、ここは中飛に倒れた。
しかし、マーリンズはここから一挙5点を奪い、逆転に成功した。イチローは5-3で迎えた6回1死走者なしの場面では中継ぎ右腕アドックの前に遊ゴロに倒れた。
7回、マーリンズは先頭のゴードンから7連打。リアルミュートが3ランを放ち、12-3となって、無死走者なしでイチローに打席が回る。ここでビリャレアルのツーシームを鮮やかにレフト前に運び、2本目のヒットをマーク。その後、三塁まで進み、イエリッチのタイムリーでチーム13点目のホームを踏んだ。
14-3となって迎えた8回1死二塁の場面では左直に倒れた。
マーリンズはそのまま大勝。イチローは6月15日のヤンキース戦で田中将大から2安打を放って以来、今季9度目のマルチ安打で打率2割5分3厘とした。メジャー通算2890安打で、3000安打まで残り110本としている。
6月19日のレッズ戦からはメジャー自己ワーストの34打席連続ノーヒットと苦しんだが、最近4試合は11打数4安打と徐々に調子を上げてきた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count