大谷翔平に「2階席に打てる?」 同僚から“無茶ぶり”…推定160mも「君ならできる」
レンフローと試合前に右翼席を指さし会話
■エンゼルス 7ー3 レンジャーズ(日本時間14日・アーリントン)
規格外のパワーを見せる大谷翔平投手にエンゼルスの同僚も驚きを隠せない。13日(日本時間14日)の敵地レンジャーズ戦の試合前、チームメートと右翼を指さしながら話す姿があった。内容は「飛距離について」。ハンター・レンフロー外野手が指さしたのは推定飛距離160メートルを優に超えるであろうスコアボードだった。
試合前の打撃練習中。2人はミッキー・モニアック外野手、水原一平通訳を交えて野球談議に花を咲かせた。レンジャーズの本拠地「グローブライフ・フィールド」は右中間に大きなスコアボードが設置されている。レンフローは「2階席に打ち込めると思う?」と質問。大谷の回答は「ノー」だったが、「いや、君はできると思う」とレンフローは譲らなかった。
それもそのはず、大谷が前日12日(同13日)の同カードで放った中堅左へ放った19号は、バックスクリーン左の2階席に着弾していた。飛距離は459フィート(約139.9メートル)で今季最長タイの一発だった。その日の試合後、フィル・ネビン監督も「逆方向にあれだけ飛ぶホームランはあまり見たことがない」と驚愕していた。
右翼席の2階席は左翼より後方に設置されているため、19号以上の飛距離は必要だが、大谷ならやりかねない。レンフローもそう思っているのだろう。「彼はあまりに特別だから、僕が彼のように打とうとしても、打てないよ」。ジェスチャーを交えて、大谷の凄さを語った。