大谷は29日に再検査、監督明かす 右手も使ってスイングしてしまう場面も…
ブルペンで「速度への目の訓練」も、ソーシア監督「打撃に関しては“制限なし”を期待」
右肘内側側副靭帯損傷で戦列を離れているエンゼルスの大谷翔平投手が、22日(日本時間23日)の本拠地ブルージェイズ戦の試合前にブルペンの打席に立つ場面があった。マイク・ソーシア監督は「速度に対しての目の訓練」だと明かしている。
大谷はこの日、グラウンドに出てきて体を動かした。バットを持ち、負傷している右手も使って、両手でスイングしてしまう場面も。まだやってはいけない行為だったようだが、バットを握って体がうずいたのかもしれない。
その後、右腕フェリックス・ペーニャが投球練習を行うブルペンへ。打席に立つと、バットを持ち、球筋を見た。ソーシア監督はこれについて「何もしていない時に失くなっていくのが、速度に対しての目の訓練。これをすることによって、次の段階でまた戻れるように訓練している。打席に立ってボールを見ているだけ」と説明した。
また、指揮官は「ショウヘイはまだスイングをすることができない。体幹や片手でスイングをすることはできる」と言及。現状については「走り込みや、リハビリ、足腰を鍛えている。また、ウェートルームでウェイトトレーニングをしている」と明かし、「打撃に関しては来週の木曜日に再検査をして、”セイゲンナシ(制限なし)”を期待している」と今後の見通しを明かした。
大谷は負傷直後の7日(同8日)に多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射を受け、そこから3週間後に再検査をして、その後の治療方針を決めるとされていた。予定通り28日(同29日)に復帰への見通しなどが明らかになってきそうだ。