口髭“変装”イチロー、マ軍監督は存在を否定!? 「誰だか全く分からない」
22日のヤンキース戦で“ベンチ入り“も…「これは誰だい?」
マリナーズの会長付き特別補佐に就任したイチロー外野手が21日(日本時間22日)の敵地ヤンキース戦で“変装”をしてベンチに姿を見せたことが話題となった。AP通信のカメラマンが写真を撮っていたもので、髭を生やし、サングラスを付け、フードを被った男はどこからどう見ても「背番号51」だった。
イチローは1回にダグアウトにいたものの、2回にはベンチ裏に退いたという。もっとも、今季は試合には出場しないものの、チームに帯同してこれまで通り選手と一緒に練習などをこなしているレジェンドは、メジャーの規定ではベンチ入りできない。1999年にはメッツの監督を務めていた元ロッテ監督のボビー・バレンタイン氏が延長12回に退場処分を受け、すぐにベンチ裏で変装してベンチにこっそりと潜り込んだ際に審判団に見つかってしまい、5000ドル(約55万円)の罰金を課せられたこともある。
そのため、地元紙「シアトル・タイムズ」によると、スコット・サービス監督は一夜明けた22日(同23日)の敵地レッドソックス戦の試合前にメディアに対して「分からないな。これは誰だい? 面白い。もう一度見せてくれ。彼はアジア系のようだね」と笑顔で話したという。
「口髭を生やしている選手は知らないな。誰だか分からない。でも今日は彼を見張るつもりだ。ボストンでも彼がいたら……ニューヨークのセキュリティはタフだったと思うよ。試合後に同じ写真を見せてもらった。誰だか全く分からない」
最後まで、その存在を“否定”したという指揮官。同紙によると、イチロー自身も通訳を介して「口ひげやメガネを付けてボビー・バレンタインのようになり、ダグアウトに入ることはない、とは言い切れないですね」と意味深な言葉を残している。AP通信で「ボビー・バレンタイン風」とも伝えられたイチローの“変装”は、これで見納めとなる可能性が高そうだ。
(Full-Count編集部)