117億円元新人王が“戦力外” 打率1割台…色褪せた輝きに米辛辣「最悪のシーズン」
レッズは2013年新人王のマイヤーズを40人枠から外した
レッズは20日(日本時間21日)、ウィル・マイヤーズ外野手をメジャー出場前提となる40人枠から外し、事実上の戦力外(DFA)とした。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、オフに1年750万ドル(約10億6300万円)で契約した2013年の新人王について「2013年の新人王について「期待通りにはいかなかった」と指摘した。
「レッズはマイヤーズが打席での調子を戻してトレードの駒になることを期待していた」というが、腎臓結石で負傷者リスト(IL)入りするまで、37試合で打率.189、出塁率.257、長打率.283。内野陣が好調で、外野陣もマイヤーズを上回る成績を残していること、ジョーイ・ボット内野手が前日19日(同20日)に復帰したことがDFAの原因とみている。
同メディアは、今季のマイヤーズを「キャリア最悪のシーズン」と指摘。「元トッププロスペクトであり、10年前にはスターダムを駆け上がる運命にあるように思えたが、どちらかといえば打撃成績には限界がある安定したレギュラーとして落ち着き、オールスター級には遠く及んでいない」と、大きな期待ほどの活躍ができていない。
レッズはマイヤーズを1週間以内にトレードするか、ウェーバーにかけるか、放出の選択肢がある。他球団がウェーバーで獲得する場合は、年俸600万ドル(約8億5000万円)の残り分334万ドル(約4億7300万円)と、来年の契約を買い取る場合の150万ドル(約2億1200万円)を合わせた484万ドル(約6億8500万円)を支払う必要があるので、ウェーバーで他球団に獲得される可能性はない。「レッズはトレード相手を見つけられない可能性が高く、マイヤーズはウェーバーも通過することが予想される」と放出されることを予想した。
2013年にア・リーグ新人王、2017年にはパドレスと当時球団最高額の6年8300万ドル(約117億6800万円)で契約を結ぶなど将来を嘱望された大器だったが、32歳を迎えキャリアの岐路に立とうとしている。
(Full-Count編集部)