戦力外の元広島守護神、吉田正尚と共闘へ 史上2人目の激レア右腕、新天地で再起なるか
レッドソックスがドジャースから南アフリカ出身右腕テイラー・スコット獲得
レッドソックスは22日(日本時間23日)、日本でのプレー経験もあるテイラー・スコット投手をドジャースから金銭との交換で獲得したと発表した。17日(同18日)に事実上の戦力外となる「DFA」に。吉田正尚外野手も在籍する新天地で再起を期す。
31歳のスコットは昨年オフにドジャースとマイナー契約を結び、3Aで19回2/3を投げ、防御率1.37と躍動した。5月下旬にメジャー昇格を果たし、リリーフとして6試合に登板するも防御率9.00と安定感を欠いてDFAとなっていた。
米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は「メジャーでは大きな成功をまだ収めていないが、マイナーではその有望さの片鱗を見せた」と注目。レッドソックスにとっては「その能力を引き出せるかを見極めることになる」と見ている。
スコットは史上2人しかいない、南アフリカ生まれのメジャーリーガー。2020年から広島でプレーし、1年目は7試合に投げ0勝3敗。翌2021年は1軍登板のないまま退団した。2年間で結果を残すことはできなかったが、1年目のシーズン開幕直後にはクローザーを任されるなど、独特の変則フォームから繰り出す力強い球は広島の首脳陣も評価していた。
レッドソックスは現在ア・リーグ東地区で最下位。スコットはチームを押し上げるピースとなれるか。新たな挑戦に期待がかかる。
(Full-Count編集部)