歴史的大勝で「スタメン考えるの難しい」 若手が大爆発…ネビン監督に“嬉しい悩み”
球団新記録の28安打25得点に「ビッグボーイたちが打つと、ベンチに火が付く」
■エンゼルス 25ー1 ロッキーズ(日本時間25日・コロラド)
エンゼルスは24日(日本時間25日)、敵地で行われたロッキーズ戦に25-1で大勝し、連敗を3でストップさせた。打線が球団新記録の28安打25得点と打ちまくり快勝。ア・リーグ西地区の2位に浮上した。試合後、フィル・ネビン監督は「いいスイングできて嬉しく思っている。でも、(ロッキーズの)ブラック監督を含めて、彼らをリスペクトしたい気持ちもある」と話した。
これまでの球団最多得点は1979年の24得点。歴史を塗り替える瞬間、敵地は大歓声に包まれた。“3球連続弾”で波に乗った。3回にマイク・トラウト外野手、ブランドン・ドルーリー内野手、マット・サイス捕手による3者連続本塁打が飛び出した。指揮官も「ビッグボーイたちが打つと、ベンチに火が付く」と喜んだ。
その後、打線の猛攻は止まらず。3回は1イニング4本塁打を含む10安打で13得点の球団タイ記録をマークすると、4回にもフレッチャーの1号3ランを含む7安打を集めて8得点、2イニング連続の打者1巡の猛攻で、4回終了時点で21安打23得点と、試合の流れを引き寄せた。
6回にウォードの内野ゴロの間に24点目をあげ、球団記録に並ぶと、8回にもウォードの内野ゴロの間に、球団新記録となる25点目をマーク。レンフローとモニアックが5安打を放つなど打線を牽引し、指揮官は「積極的にストライクを振っていた。隙をついて、打線が大爆発した」と評価した。
この日からメジャー復帰したフレッチャーも1号3ランを含む4安打5打点。指揮官も「彼はチームの大事な一員だ。チームに貢献してくれた」と活躍を認めた。8番で起用したモニアックは5打数5安打4打点と大暴れ。サイクル安打こそ逃したが、二塁打3本を放ち、三塁を狙う姿勢も見せた。ネビン監督は「彼は間違いなく三塁打のことが頭に入っていた。いいスイングをしていたし、チームにとって重要な戦力だ。彼のせいで、スタメンを考えることが難しい。とてもいいことだ」と褒めた。
さらに絶賛したのは、6回99球4安打無失点で今季6勝目をマークした先発のキャニングだった。「ハイライトはグリフィンだ。集中力がなくなりやすい試合だったが、ストライクを投げて6回まで投げてくれた。ブルペンを休ませてくれた」。大勝にも、チーム一丸での勝利を強調した。
(Full-Count編集部)