敵地で大喝采…大谷翔平が受けた“異例の歓迎” 地元記者が証言、語り継がれる打撃練習
大谷が打席に立つと敵ファンが大歓声「こんな反応はあまり見ないです」
■ロッキーズ 4ー3 エンゼルス(日本時間26日・コロラド)
エンゼルス・大谷翔平投手が打席に立つと、両軍で一番の大歓声と拍手が沸き起こった。敵地コロラドで行われたロッキーズとの3連戦。二刀流に向けられた視線は地元記者にとっても“異様な光景”だった。20年以上ロッキーズ番を務めるMLB公式サイトのトーマス・ハーディング記者は「こんな反応はあまり見ないです」と驚きを隠せないでいた。
始まる前から異例尽くしだった。3連戦初日の23日(日本時間24日)、ロッキーズのバド・ブラック監督の試合前取材では、約7分間のうち、5分以上が大谷に関する話題だった。さらにその大半が地元メディアからの質問。「オオタニのことは見る?」「オオタニがしていることを言葉にできますか?」。対するブラック監督も「彼の投手成績は?」と逆質問をするなど興味津々だった。
試合中も大谷が打席に立つと拍手喝采。まるでホームチームのような熱気だった。なぜこうも大歓迎を受けるのか。ハーディング記者は「ファンが知っている選手は(対戦相手でも)応援することがありますが、コロラドではそういう反応をあまり見ません」と驚く。その上で大谷を「色々なことを超越した存在」と表現。「仮に好調だったとしても、ファンはオオタニやトラウトを応援すると思います」と力を込めた。