エンゼルス65億円契約の噂→激安残留の悲劇 戦力外へてついに…巡ってきた“運命”
ムスタカスは2017年オフにエンゼルスから約65億円のオファーを受けたと噂
■ロッキーズ 4ー3 エンゼルス(日本時間26日・コロラド)
マイク・ムスタカス内野手の獲得は、エンゼルスとの運命を感じさせる。24日(日本時間25日)にロッキーズからのトレードでの獲得を発表。9年ぶりプレーオフ進出に向けて活躍が期待されるが、実は2017年オフにも、エンゼルス入り目前にまで至っていたとの噂が出ていたのだ。
2015年にはロイヤルズの世界一に貢献したムスタカス。2016年に右膝前十字靭帯断裂を負ったものの、2017年には38本塁打を放ち、オフにFAとなって大型契約を狙っていた。このときエンゼルスと3年4500万ドル(約64億6200万円)の契約が決まりかけていたが破談になったと、「ESPN」のバスター・オルニー記者が当時伝えていた。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」によると、当時エンゼルスはその噂を否定したという。「彼らは3年4500万ドルのオファーは絶対にしていない」と情報筋が明かしたとされている。
ロイヤルズからの1740万ドル(約25億円)のクオリファイングオファーを蹴って大型契約を狙ったものの、結局は650万ドル(約9億3000万円)での再契約を飲み、2018年途中にブルワーズにトレード移籍。2019年12月にレッズと4年6400万ドル(約92億円)の契約を結んだが、故障で低迷して2022年オフにDFA(事実上の戦力外)となっていた。
今季はロッキーズとのマイナー契約から再起を図り、開幕メジャーを勝ち取った。47試合に出場して打率.270、4本塁打、OPS.795と復活してきており、特に右投手との対戦では重宝しそうだ。巡り巡って加入したエンゼルスで、全盛期の輝きを取り戻す大活躍を見せられるのか注目だ。
(Full-Count編集部)