「まさに寝ようと…」マイナー18登板→エ軍昇格 米記者が驚いた“超速出世”
22歳のメデロスが2Aから“緊急招集”
エンゼルスのビクトル・メデロス投手が30日(日本時間7月1日)、2Aロケットシティからの“飛び級”でロースター入りを果たした。本拠地で行われたダイヤモンドバックス戦の8回から3番手で登板し、早速のメジャーデビュー。試合前には「フィルは素晴らしい男。彼は昨夜電話をくれたんだ」とフィル・ネビン監督からの“緊急電話”を喜んだ。
エンゼル・スタジアム入りしたメデロスは前夜の“コール音”に驚きを隠せないでいた。「僕はまさに寝ようとしていたところだった。そしたら彼の番号が表示されているのを見たんだ」。指揮官から電話で伝えられたのは「メジャー昇格」だった。
ネビン監督は、メデロスの成長について「(スプリングトレーニングから)ストライクが増えた。違う舞台だが、大学時代、大舞台で投げたし、私の息子とも対戦した。とても負けず嫌い」と力説。“飛び級”で昇格させた舞台裏を明かした。
メデロスは今季2Aで12試合に登板して、3勝4敗、防御率5.98の成績で、マイナー通算でもわずか18試合しか登板していなかった。 米スポーツ局「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者は「またしても昨年ドラフト(6巡目)された選手が極めて早い昇格となった」と自身のツイッターで言及。入団してわずか1年で世界最高峰の舞台に到達した。
22歳のメデロスはこの日、2回1安打1失点の投球を披露。エンゼルスの若手が、続々と躍動している。
(Full-Count編集部)