エンゼルス、トラウト離脱で緊急補強は？　復活した元MVPも…“大穴”埋める代役候補

ミナシアンGMは6月に「いつでも補強したいし、攻撃陣や守備陣も強化したい」

　エンゼルスは4日（日本時間5日）、マイク・トラウト外野手が左有鈎骨骨折のため負傷者リスト（IL）入りしたと発表した。9年ぶりのポストシーズン進出へ、まずは現有戦力で穴をカバーすることが必須になるが、緊急補強の可能性はあるのだろうか。ここでは候補になる選手たちを見ていきたい。

　ペリー・ミナシアンGMは6月20日（同21日）には、「ローテーションやブルペンはいつでも補強したいし、攻撃陣や守備陣も強化したい。全てだ」と示唆していた。その後、エドゥアルド・エスコバーとマイク・ムスタカスの両内野手をトレードで獲得したが、トラウト離脱とあればさらに動くかもしれない。

　今季が契約最終年となる選手を見ると、トラウトの打力と守備力を埋められる能力を持つのがコーディ・ベリンジャー外野手（カブス）だ。ドジャース時代の2019年に打率.305、47本塁打でMVPに輝くも、2021、22年は打率2割前後に低迷。しかし、今季は打率.280、7本塁打と復活傾向で一塁を守れるのも魅力的だ。

　米メディアから名前の挙がっている大物は、ポール・ゴールドシュミット内野手（カージナルス）だ。一塁手だが昨季は打率.317、35本塁打でナ・リーグMVPに輝くなど、打力ではトラウト以上の上積みも見込める。来季まで契約を残しているため、獲得には多くの対価が必要になるのがネックだろうか。

　投手ではマーカス・ストローマン投手（カブス）らの名前も出てきている。エンゼルスと対戦中のパドレスも40勝46敗と低迷しており、仮に売り手に回ればブレイク・スネル投手や、元ソフトバンクのニック・マルティネス投手らが市場に出てくる可能性もある。各球団の動きに注目だ。

（Full-Count編集部）