負傷者続出のエ軍…未完の大器が「チームを救う」 即結果の3A本塁打王に期待高まる

エンゼルスのジョー・アデル【写真:ロイター】
エンゼルスのジョー・アデル【写真:ロイター】

3A本塁打王アデルのスタメン待望論高まる

 エンゼルスファンから、4日(日本時間5日)にメジャー3度目の昇格を果たした、3A本塁打王ジョー・アデル外野手への期待が高まっている。昇格当日のパドレス戦、代打で登場すると三塁打。直近7戦で6敗のチーム状況に「彼にもっと打席を与えるべきだ」と起用を熱望する声が上がっている。

 7点を追う9回無死1塁、アデルがバットで存在感を示した。右手中指負傷の影響でマウンドを降りた大谷翔平投手の代打で登場すると、右中間を破る三塁打。後続の犠飛で自身も生還し、9回4得点のきっかけをつくった。勝利への執念を見せたアデルに、米メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者も「エンゼルスに復帰したジョー・アデルが初打席でタイムリー三塁打を放った」とツイートした。

 24歳のアデルは、7年目の今季、エンゼルス傘下3Aソルトレークでプレーし、マイナーリーグ最多タイの23本塁打を記録。今季メジャー初昇格した6月8日(同9日)のカブス戦では、飛距離451フィート(約137.5メートル)、打球速度117.2マイル(約188.6キロ)の左越え特大1号ソロを放っていた。

 エンゼルスは、マイク・トラウト外野手の左有鉤骨骨折が判明して長期離脱が決まり、7月4日(5日)のパドレス戦ではアンソニー・レンドン内野手が左すねへの自打球で途中交代。主力の離脱が続いているだけに、ファンからも「アデルがチームを救うだろう」「彼は今のチームで最高の選手だ」「お願いだから今こそ(スタメンで)起用してください」とコメントが寄せられている。

(Full-Count編集部)

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