投げる&捕る…両方が上達する「壁当て」 西武内野手が子どもたちに勧める練習法

西武・ブランドン【写真:荒川祐史】
西武・ブランドン【写真:荒川祐史】

西武ブランドンは“白い跡”を「的」代わりに投球を繰り返した

 西武のブランドン内野手は、東農大北海道オホーツクから2020年ドラフト6位で入団。1年目の2021年には32試合に出場して3本塁打をマークした。沖縄出身の25歳が子どもの頃によくやっていたのは「壁当て」だという。

 小学4年で野球を始めたというブランドン。当時を振り返って、効果的だったと実感しているのが壁当てだ。投手をしていたことから軟式球を壁に向かって投げる練習を繰り返した。

 軟式球を壁に当てると白い跡がつく。ブランドン少年はこれを「的」の代わりにして投げた。その結果、狙ったところに投げるコツがつかめたという。コントロールを付けるのに役立った「壁当て」は、野手も有効だという。「“ファーストのこの辺り”という感じで投げるといいと思います」とアドバイスを送る。

 効用は投げることだけではなく、「捕る練習にもなることです」と力を込める。「どちらもできるので、大事だと思う」と子どもたちに勧める。投球と捕球の感覚をつかめる壁当ては、プロ野球選手になるための礎になったようだ。

 野球を始める前はサッカーをやっていた他、友人たちとはよくバスケットを楽しんでいたという。「野球だけでなく、色々なスポーツをやった方がいいです。身体能力が高くなると思います」。様々なスポーツを経験することが、将来に生きてくるようだ。

(First-Pitch編集部)

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