解雇後に復活…101億円男にヤ軍ファン「最悪だ」 “歓迎ビデオ”には大ブーイング

ヤンキース戦で本塁打を放ったオリオールズのアーロン・ヒックス【写真:ロイター】
ヤンキース戦で本塁打を放ったオリオールズのアーロン・ヒックス【写真:ロイター】

古巣ヤンキースとの3連戦は全試合で安打をマーク

■オリオールズ 6ー3 ヤンキース(日本時間6日・ニューヨーク)

 オリオールズのアーロン・ヒックス外野手は5日(日本時間6日)、敵地で行われたヤンキースとの試合で5打数1安打だった。5月までプレーした古巣相手に、同3連戦では全試合で安打をマーク。2戦目には本塁打を放ち、場内には大きなブーイングが鳴り響いた。

 ヒックスはヤンキース在籍3年目の2018年に打率.248、27本塁打、79打点とキャリアハイの成績をマーク。同年オフに7年7000万ドル(約100億9200万円)の契約を結ぶも、その後は故障などに悩まされて成績は下降。昨季は130試合に出場も、打率.216、8本塁打、40打点と成績が伸び悩んでいた。

 今季は28試合で打率.188、1本塁打5打点、OPS.524と振るわず、5月20日(日本時間21日)にヤンキースから事実上の戦力外(DFA)に。30日(同31日)にオリオールズと契約を結んだ。移籍後は状態を上げ、ヤンキースとの3連戦を迎えるまでに26試合で打率.263、4本塁打12打点、OPS.854の成績だった。

“不良債権”と嘆かれた男が、新天地で復調。さらにヤンキースが2025年までの契約のほとんどを負担することもあって、ファンももどかしい心境のようだ。1戦目前にはスタジアムにヤンキース時代のプレーをまとめたビデオが流され、これに対しヤンキースファンが大ブーイング。2戦目に本塁打打った際や、守備時にも容赦ない声を浴びせられた。

 ネット上のファンからは「ヤンキースファンとして、彼の活躍を嬉しく思うよ」「最悪だ」と皮肉や嘆きの声が。他にも「ヤンキースファンは哀れだ」「ヤンキースを脱出したことか彼にとってよかった」「(ヒックスは)おそらく世界中で最高の気分を味わっているだろう」と移籍後の活躍に注目する声もあった。

【実際の動画】新天地で復活…ヤ軍時代のプレーをまとめたビデオに場内大ブーイング

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