「ツイていないのか…」鷹・藤本監督が苦悩 15年ぶり悪夢の失速「デスパがブレーキに」
9回無死一、二塁とするもデスパイネがゲッツー…「ツイていないのか」
■オリックス 3ー2 ソフトバンク(15日・PayPayドーム)
ソフトバンクは15日、オリックス戦(PayPayドーム)で2-3で敗戦した。相手先発の山本由伸投手に8回1失点の好投を許し、2021年以来の7連敗となった。引き分けを挟まずの7連敗は2008年以来、15年ぶり。前半戦終了を目前としている中で、苦しい失速を見せている。
先発の有原航平投手は初回2死、紅林弘太郎内野手に左前打を許す。レアンドロ・セデーニョ内野手には死球となり、頓宮裕真捕手に右前適時打を浴びて先制された。6回2死にも頓宮に左中間へソロアーチを許して、2点差に広げられた。9回に登板した甲斐野央投手も1回1失点を喫してしまった。
打線も山本から1得点。4回に無死一、三塁としたが柳田悠岐外野手が浅い左飛に倒れる。栗原陵矢外野手が一ゴロ、アルフレド・デスパイネ外野手が見逃し三振に終わった。7回2死から三森大貴内野手が右越えの2号ソロを放つ。9回に2本のヒットで無死一、二塁としたがデスパイネが三ゴロ併殺。川瀬晃内野手の痛烈な打球は一直となりゲームセット。1点差にまで迫ったが、あと一歩及ばなかった。
試合後、藤本博史監督は「抜け出せないね、なかなかね。チャンスは作ったんだけどね」と第一声で話す。4回に無得点に終わったことに「デスパがブレーキになっているというか。あそこ(9回)で同点よりも、考えたら逆転を狙ったから打たせたんだけど。いい当たりでね、しっかり捉えたんですけどね。連敗中でツイていないのか、正面をついてしまった」と振り返った。
(竹村岳 / Gaku Takemura)