大谷翔平の元同僚がエ軍に感謝　飛躍の裏に昨年の経験…球宴へ導いた“武器習得”

タイガースに移籍したローレンゼンは球宴出場…昨年在籍したエ軍に感謝

　タイガースのマイケル・ローレンゼン投手は11日（日本時間12日）に行われたオールスターに出場した。昨年は地元のエンゼルスでプレーした“元二刀流右腕”は、シーズン終盤にスライダーを覚えたことが今季の飛躍につながったと言い、「私はまだエンゼルスファンだ。家族もエンゼルスファンだ。間違いなく寂しい」と明かした。

　ローレンゼンは今季、1年850万ドル（約11億7900万円）でタイガースに加入。15登板で3勝6敗、防御率4.03をマークし、オールスターに選出された。31歳右腕は「タイガースが私をとても上手く管理してくれた。体に合うフォームを見つけてくれたので、（最近は）あまり修正していない。今年は安定している」と述べた。

　好調を支えているのが、エンゼルスで過ごした昨シーズンだ。打者の近くまで曲がる鋭いスライダーを覚えたという。「それが今シーズンになって大きな武器になっている。エンゼルスが新球の開発を手助けしてくれた」と語る。

　昨季はエンゼルスで18登板し8勝6敗、防御率4.24をマーク。6年ぶりに先発復帰した大谷翔平投手らとローテーションを形成した。「ルーティンが決まるまで苦労したけど、いいルーティンを見つけられたことで、今年は上手くいっている。毎登板、状態がいい」と手ごたえを口にする。

　地元のアナハイム出身ということもあり“エンゼルス愛”は不変だ。「もちろん恋しい。私のホームタウンだ。いつも結果を見ているし、まだエンゼルスファンだ。家族もエンゼルスファンだ。間違いなく寂しい」よ本音を吐露した。

（Full-Count編集部）