西武が劇的サヨナラ&ハム8連敗、山本由伸は9勝目 順位変動なし…15日のパ・リーグ

サヨナラ勝ちを祝福する西武・増田達至(左)と中村剛也【画像:パーソル パ・リーグTV】
サヨナラ勝ちを祝福する西武・増田達至(左)と中村剛也【画像:パーソル パ・リーグTV】

オリックスは山本由伸がリーグトップの9勝目をマークした

 15日はパ・リーグの3試合が行われ、オリックス、西武、ロッテがそれぞれ勝利した。順位の変動はなかった。

 PayPayドームで行われたソフトバンクとオリックスの一戦は、3-2でオリックスが勝利した。

 オリックスは初回、2死から紅林弘太郎の安打と死球で一、二塁とすると、頓宮裕真の適時打で1点を先制。6回には頓宮が11号ソロを放ち、リードを2点に広げる。

 先発の山本由伸は、3回まで相手打線を1安打に抑えると、4回は無死一、三塁のピンチをしのぐ。7回に三森大貴の2号ソロで1点を失ったが、8回114球6安打無四死球9奪三振1失点の好投でマウンドを降りた。

 9回には四球で走者を出すと、野口智哉が適時二塁打を放ち、スコアは3-1に。9回に山崎颯一郎が1点を失い、2死一、二塁としたところで降板するも、ここは宇田川優希が代打・川瀬晃を一直に打ち取り、試合は終了した。

 接戦を制したオリックスは、山本がリーグトップの9勝目をマーク。頓宮が2安打2打点の活躍を見せた。敗れたソフトバンクは、再三の好機を作りながらも、追い付くことができず7連敗。7回118球7安打1死球2奪三振2失点と力投した先発の有原航平は、援護に恵まれず2敗目を喫した。

西武は中村剛也の適時二塁打でサヨナラ勝ち、日本ハムは8連敗を喫した

 ベルーナドームで行われた西武と日本ハムの一戦は、1-0で西武が勝利。連勝を「4」に伸ばした。

 西武の先発は、與座海人。初回を3者凡退に打ち取ると、2回以降は要所を締めるピッチングで得点を許さず。7回93球4安打2四球2奪三振無失点の内容で降板した。

 8回からは、平井克典、増田達至がそれぞれ1イニングを無失点でつなぐ。打線は9回に、先頭の源田壮亮が安打で出塁。鈴木将平の犠打で1死二塁の好機を演出すると、中村剛也の適時二塁打でサヨナラ勝ちを決めた。

 勝利した西武は、源田、古賀悠斗が2安打の活躍。敗れた日本ハムは、先発・上沢直之が8回104球4安打1四球3奪三振無失点の好投も援護できず。チームは8連敗を喫した。

ロッテは誕生日の岡大海が決勝打、楽天の連勝は「8」でストップした

 ZOZOマリンスタジアムで行われたロッテと楽天の一戦は、9-7でロッテが勝利した。

 打線は初回、1死から藤岡裕大が内野安打で出塁。続く中村奨吾が8号2ランを放ち、先制に成功する。さらに5回には、岡大海の適時打などで2点を返し、3点差に詰め寄る。

 ロッテの先発は小島和哉。走者を背負いながらも4回まで1失点に抑えたが、5回に崩れ、5連打を浴び3失点。1死しか取れずに降板すると、後を受けた東妻勇輔も相手打線を止められず、この回計5失点を喫し、2-6と勝ち越しを許した。

 6回からは、坂本光士郎、横山陸人、中村稔弥と継投。7回に1点を失ったが、打線は8回無死一、三塁からポランコの犠飛で5-7に。さらに連続四球で2死満塁とすると、角中勝也の打席で四球と暴投が重なり、走者2人が生還。なおも2死二、三塁から岡の適時三塁打で勝ち越しに成功した。

 9回は益田直也が3人で締めた。先発の小島和哉が4回1/3を105球9安打3四死球1奪三振6失点と崩れたが、打線が8安打で9得点を奪い逆転勝利。本日32歳の誕生日を迎えた岡は2安打3打点の活躍を見せた。

 一方敗れた楽天は、先発全員安打で13安打7得点も、リードを守り切れず連勝は「8」でストップ。先発・辛島航は、5回79球5安打1四球2奪三振4失点の投球内容だった。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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