屈辱の“構想外”から蘇った元MVP 打率1割が嘘のよう…トレードでは争奪戦も
打率1割台から新天地カブスで復活を遂げたベリンジャー
■カブス 7ー2 カージナルス(日本時間24日・シカゴ)
トレード期限の8月1日(日本時間2日)が迫り、エンゼルスの大谷翔平投手を含めて様々な選手の去就が注目されているが、ここにきて市場での注目度が急浮上しているのが、カブスのコーディ・ベリンジャー外野手だ。ドジャース時代の2019年にMVPを獲得後は低迷が続いていたが、カブス移籍後の今季は復活。米メディアもファンも、28歳の動向に注目している。
ドジャース時代の2019年に打率.305、47本塁打を放ちナ・リーグMVPに輝いたものの、2021年に打率.165と一気に不振に。2022年も打率.210と大きく低迷し、チームを“構想外”となった。しかし、カブスに新天地を求めた今季は蘇り、23日(同24日)時点で打率.319、OPS.918と見事に復活を遂げている。
今オフにはFAとなるだけに「カブスの“潜在的トレード要員”となるのではないか」とMLB公式が着目。具体的に挙げたチーム名は左翼手に問題を抱えているヤンキースで、「ベリンジャーが(補強するに)ピッタリの選手のように思える」と言及した。
ファンもまた、動向に注目している。米メディア「トーキン・ベースボール」が、23日(同24日)のカージナルス戦で強烈な14号アーチを放った動画を公開すると、「キャッシュマン(ヤンキースGM)よ、私は(ベリンジャーの獲得を)待っているよ」とのヤンキースファンのコメントだけでなく、「あなたはレンジャーズの選手です!」「彼をブレーブスの選手にしよう」「マリナーズは彼を獲得せずにはプレーオフに行けない」など、他球団ファンからもラブコールが殺到した。どん底から見事に這い上がったベリンジャー、その去就の行く末はどうなるだろうか。
(Full-Count編集部)