35歳が“166キロの変化球” 捕手も必死…人類最速左腕が「打てるわけない」
チャップマンが103.4マイル(約166.4キロ)の変化球で打者を圧倒
■レンジャーズ 8ー4 ドジャース(日本時間24日・テキサス)
レンジャーズのアロルディス・チャップマン投手が166キロの“変化球”で空振り三振を奪った。右打者に投じた一球は、外角ボールゾーンへ逃げるように曲がり、打者もなすすべ無し。「非現実的だ!」「166キロでこんな変化したら打てるわけない」とファンも驚愕している。
23日(日本時間24日)のドジャース戦で4点リードの8回に登板すると、1イニングを1安打2奪三振無失点に抑え込んだ。最後の打者ヘルナンデスに対しては2球で追い込み、最後は103.4マイル(約166.4キロ)で外角へ逃げていくシンカーで空振り三振に仕留めた。高速で変化するボールに、受ける捕手もなんとかミットを出して捕球した。
レッズ時代の2010年に105.8マイル(約170.3キロ)の剛速球を投げ“人類最速左腕”と呼ばれた35歳。レンジャーズ移籍後はこれで7戦連続無失点と、好投を続けている。「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏が、ツイッターにシンカーの動画を公開すると、「この男の腕はどうしてまだ引っ付いているの?」「その速さでそこまで平行移動するのは違法だ」「この男はクレイジーだ」と仰天する声が寄せられている。