守護神を電撃放出…日本との違いに「何と言ったらいいか」 千賀滉大の“複雑な胸中”

ナショナルズ戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:Getty Images】
ナショナルズ戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:Getty Images】

千賀は6回1失点で勝利に貢献も…メッツは試合前にロバートソンを放出した

■メッツ 2ー1 ナショナルズ(日本時間28日・ニューヨーク)

 メッツの千賀滉大投手が、守護神のトレード放出に対して複雑な気持ちを明かした。27日(日本時間28日)に本拠地で行われたナショナルズ戦に先発登板し、6回2安打1失点、5奪三振の力投を見せたが勝ち負けはつかず。チームは8回に逆転して勝利に貢献したが、借金6と苦しい戦いが続いている。試合後には「何と言ったらいいかわからないですけど……」と、今の胸中を話した。

 試合前に、球団が苦渋の決断を下した。守護神を務めていたデビッド・ロバートソン投手を、マイナーの若手有望株2選手との交換トレードでマーリンズに放出。メジャー1年目で初めての経験に、千賀は「やっぱりあまりこういうことっていうのは、僕ら日本でやっていた選手には馴染みがないので、複雑な気持ちというかすごい寂しい」と、率直な気持ちを語った。

 心強かった38歳ベテランの突然の移籍。「とてもいい方なので寂しい気持ちですけど、選手がやるべきことは一生懸命、野球をすることには変わりないのかなと思います。もちろんチームとしては、とても抑えてくれるピッチャーの一人なので、そういうことはもちろんあると思うんですけど、僕の中ではこっちの文化にまだ慣れてないので」と、球団の決断にも理解を示した。

 一方で、「何と言ったらいいかわからないですけど、とにかく僕がやれることは、チームが勝つために投げることだけだと思いますし、それぐらいですかね」と、グラウンドでのパフォーマンスに集中する決意も明かした。ジャスティン・バーランダー投手や、マックス・シャーザー投手らにも移籍の噂が出ているが、残された選手は逆転のプレーオフ進出をまだ諦めてはいない。

(Full-Count編集部)

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