G村田のサヨナラ失策呼んだDeNAロペス 首位ターンに「貢献できて嬉しい」

9回2死満塁で失策誘う一打、ファンへ「後半戦もたくさん応援して」

 DeNAのロペスが巨人・村田の失策を誘う三ゴロを打ち、ラッキーな形ながら劇的なサヨナラ勝利を呼んだ。巨人を3タテしたDeNAは4連勝で勝率5割とし、日本一に輝いた1998年以来の首位ターン。後半戦へ弾みをつけた。

 2-2の同点で迎えた9回。筒香が敬遠され、打席にはロペスが入った。元チームメートの澤村から三ゴロを放つと、これを村田がまさかのエラー。巨人を戦力外となりDeNAに加入したロペスの打球を、横浜から巨人にFA移籍した村田が後逸する、まさかの結末でサヨナラとなった。

 試合後、2勝目を挙げた守護神・山崎康に続いてお立ち台に上がったロペスは「チームに貢献できてここにいることを嬉しく思います。いい機会だったので、ここで打てて、この場にいることを嬉しく思います」と笑顔で振り返った。

 中畑監督が「執念みたいなもんじゃない? 本当にみんなの気持ちが乗り移ったあの打球。なんか村田をガンと押していったような、そんな当たりでしたね。すごいね」と振り返った一打で、DeNAが首位ターンを決めた。

 前半戦は筒香とともに打線を牽引したロペスは「後半戦もたくさんのファンに球場にお越しいただいて、たくさん応援をよろしくお願いいたします」と丁寧に呼びかけた。17年ぶりの優勝へ、助っ人の力は欠かせない。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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