日本ハムが山下舜平大を攻略 岸孝之が快投、ロッテは連敗ストップ 28日のパ・リーグ
楽天の岸は、7回まで投げて5安打四死球なし6奪三振無失点の快投だった
■楽天 5ー1 西武(28日・楽天モバイルパーク)
パ・リーグは28日、各地で3試合が行われた。楽天、日本ハム、ロッテがそれぞれ勝利した。順位の変動はなかった。
楽天モバイルパークで行われた楽天と西武の一戦は、5-1で楽天が勝利した。
楽天は4回、フランコの2試合連発となる8号3ランで先制すると、なおも2死一、二塁から村林一輝が2点適時二塁打を放つ。先発の岸孝之は、4回までわずか1安打。5回は2死満塁とされるも得点許さず、7回まで投げ5安打四死球なし6奪三振無失点の快投を見せた。
9回、宋家豪が無死一、三塁から併殺の間に1点を失うも、後続を抑え試合終了。岸の好投が、チームに勝利をもたらした。敗れた西武は、先発の平良海馬が5回6安打3四球4奪三振5失点(自責点2)と、連続HQSが6試合でストップ。外崎修汰が、開幕戦以来となる3安打に1盗塁をマークしたほか、豆田泰志がプロ初登板を果たし、1イニングを3者凡退に抑えた。
オリックスは先発した山下が3回2/3を5安打4失点、4四死球と制球も乱れた
■日本ハム 4ー0 オリックス(28日・エスコンフィールド)
エスコンフィールドで行われた日本ハムとオリックスの一戦は、4-0で日本ハムが勝利。チームは3連勝を飾った。
日本ハムは初回、万波中正の安打などで2死満塁とすると、ボークで1点を先制。先発の上沢直之も、3回までを1安打に抑えるなど上々の立ち上がりを見せる。
すると4回、打線が1死満塁と再びチャンスメーク。五十幡亮汰の2点適時打などで3点を挙げ、相手先発・山下舜平大をノックアウトした。
6回、7回と得点圏に走者を背負った上沢だが、後続を打ち取って得点を許さず。4点リードのまま迎えた9回を池田隆英が3人で締め、試合終了。
日本ハムは、上沢が8回117球6安打1四球5奪三振無失点で今季7勝目。6月16日以来となる白星をつかんだ。敗れたオリックスは、先発した山下が3回2/3を5安打4失点。4四死球と制球も乱れ、試合をつくることができなかった。
ロッテはカード初戦を制し、連敗をストップさせた
■ロッテ 8ー5 ソフトバンク(28日・PayPayドーム)
PayPayドームで行われたソフトバンクとロッテの一戦は、8-5でロッテが勝利。カード初戦を制し、連敗をストップさせた。
打線は初回、友杉篤輝の内野安打を足掛かりに、1死満塁と先制機を演出。山口航輝、中村奨吾、安田尚憲、荻野貴司の4者連続タイムリーで、一挙5得点を先取した。
援護をもらった先発・種市篤暉は2回、2死三塁から柳町達、今宮健太の適時打で2点を失う。3回には近藤健介に14号2ランを許したが、直後の4回、角中勝也に6号3ランが生まれ、8-4とした。
5回にも1点を失った種市は、5回5失点で降板。打線は6回、2死一、二塁の得点機をつくるも、ポランコが三振に倒れ追加点とはならなかった。以降も、両チーム走者を出しながら無得点が続き、9回には守護神の益田直也が登板。3者凡退で今季25セーブ目を挙げ、8-5で試合終了。
11安打8得点を挙げたロッテは、角中が3安打1本塁打3打点の活躍。種市が今季7勝目を手にした。ソフトバンクは、先発した東浜が4回を投げ切れずに降板。一時は1点差に迫るも、2番手の椎野新が痛恨の3ランを浴びた。
(「パ・リーグ インサイト」吉村穂乃果)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)