7連敗ストップ、大きなため息「ホッ」 ネビン監督、辛い1週間に本音「みんな傷つく」
部屋に入るなり「ホッ」と大きなため息、報道陣からは笑いが起きた
■エンゼルス 7ー5 ジャイアンツ(日本時間9日・アナハイム)
エンゼルスは8日(日本時間9日)、本拠地で行われたジャイアンツ戦に7-5で勝利した。大谷翔平投手も先制中前打を放つなど、4打数1安打1打点1得点1盗塁で、7連敗ストップに貢献した。試合後の取材に応じたフィル・ネビン監督は、部屋に入るなり「ホッ」と大きなため息。報道陣からは笑いが起きた。
新加入のジオリトが6回3失点の力投で、移籍後初勝利。ネビン監督は「(ジオリトは)極めて素晴らしかった。チェンジアップをプレートの両側に本当にうまく投げていた。レンフローが初回に大きな安打を打ってくれた。我々はいいプレーをしたと思う。全体的に、いい野球の試合だった」と、選手たちを称賛した。
そして、大きなため息については「あれはジョークだよ」と一蹴。再び報道陣から笑いが起きた。連敗中には重苦しい空気が漂ったが、「その通りだ。あれだけ連敗していたら、(クラブハウスの)部屋の中を悩ませるし、みんなも傷つく。皆さんもこんな状態を報道したくないだろう」と本音を明かした。
プレーオフ進出に向け、苦しい立ち位置になった。それでも「(長い連敗に陥ったが)我々は(全員で)抜け出していくということだ」と、自らを奮い立たせるように前を向く。クラブハウスに明るい指揮官が帰ってきた。ワイルドカード圏内まで、1つ縮めて7ゲーム差。選手も監督も、まだまだ諦めてはいない。