広島緒方監督、高橋昂のローテ入り示唆 野間3ランには「びっくりするよね」
高橋昂はプロ2年目で初勝利、6回2失点に「十分だよ」
■広島 4-2 巨人(28日・マツダスタジアム)
広島は28日、マツダスタジアムで行われた巨人戦に4-2で勝利した。2カード連続の同一カード3タテでチームはレギュラーシーズン再開後、負けなし6連勝となったが、緒方監督は「一戦一戦、戦ってきた結果」と冷静だった。
今季3度目の先発となった高橋昂が6回1失点でプロ初勝利を挙げた。緒方監督は「これまで3回投げた中で、今日が一番球に力があった。甘いボールもあったが、(相手打者を)押し込んでいた」と2年目のサウスポーの好投に満足そうだった。6回2失点の内容に「十分だよ」と合格点を与え、次回の先発起用に関しても「もちろん」とローテ入りも示唆した。
打線は中5日登板の菅野を攻略した。緒方監督は「コースも高さも間違いがない、追い込まれると難しいピッチャーだけど、初回からチャンスを作って、球数がいった中で、ワンチャンスでつかまえてくれた」と難敵相手の逆転劇を評価。野間の逆転本塁打には「びっくりするよね。それしかないよ」と驚いた様子だった。
阪神、巨人相手の6連勝で貯金は12まで増え、借金ありで日替わりの2位に6.5ゲーム差と独走状態を築きつつあるが、緒方監督は「また明日からしっかり戦っていくだけ」と浮かれる様子はなかった。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)