阪神、連勝10でストップ 直接対決に敗れマジック点灯ならず…広島が意地の3点差逆転

広島戦の指揮を執った阪神・岡田彰布監督【写真:荒川祐史】
広島戦の指揮を執った阪神・岡田彰布監督【写真:荒川祐史】

広島が連敗を6で止める、小園が本塁打含む2安打3打点の活躍

■広島 7ー6 阪神(15日・マツダスタジアム)

 広島は15日、本拠地・マツダスタジアムで阪神に7-6で勝利。敗れれば阪神に優勝マジック29が点灯し、自力優勝が消滅するという一戦だったが逆転勝ちで阻止し、引き分けを挟んでの連敗も6で止めた。

 追い込まれた広島打線が意地を見せた。初回2点を先制されるも、その裏、1死一塁から3番・小園が右翼席に4号2ランを放ちすぐさま同点。3点ビハインドの5回には、4番・西川、代打・會澤の連続適時打で1点差に詰め寄った。

 勢いを増した広島打線は、6回、デビッドソンに12号ソロが飛び出し再び同点に追いつくと、連続四球で1死一、二塁。直後に降雨のため中断となるも、小園が左前適時打を放ち勝ち越しに成功。続く西川も粘った末の12球目を左前に運び、点差を広げた。

 中8日のマウンドとなった先発の大瀬良は4回5失点と結果を残せなかったが、5回以降はリリーフ陣が奮闘。大道、ターリーが無失点投球でつなぎ、攻撃のリズムを生むと、勝ち越した7回からは栗林、島内、矢崎のリレーで逃げ切った。

 敗れた阪神は、森下が4安打4打点の活躍をみせ中盤まで試合の主導権を握るも、投手陣が誤算。先発・西純が5回4失点で降板すると、馬場と島本のリリーフ2人が逆転を許し、3点リードを守れなかった。勝てば優勝へのマジックナンバー「29」が点灯する一戦だったが、2位広島の粘りに屈し、マジック点灯はお預け。連勝も10で止まった。

(Full-Count編集部)

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