松井監督が絶賛「あそこの守備は大きかった」 ダイビング→爆肩…執念の“第3の捕手”
楽天の石井一久監督がリクエストも判定は覆らなかった
■楽天 5ー3 西武(15日・ベルーナドーム)
西武の佐藤龍世内野手が15日、本拠地・ベルーナドームで行われた楽天戦に「7番・三塁」でスタメン出場。スーパープレーでスタンドの観客を驚かせ、試合には敗れたものの、松井稼頭央監督も賛辞を送った。
1-1の同点で迎えた4回の守備。先発のディートリック・エンス投手が1死一、三塁のピンチを迎えていた。ここで楽天のマイケル・フランコ内野手が三塁線へ痛烈な打球を放ったが、佐藤龍はダイビングしながらグラブでボールを叩き落とすと、即座に拾って二塁へ送球。外崎修汰内野手が一塁へ転送し、ゲッツーで切り抜けた。一塁の判定を巡って楽天の石井一久監督がリクエストしたが、判定が覆ることはなかった。
試合は最終的に3-5の逆転負けを喫したが、松井監督は「あそこの守備は大きかった。まず止めて、落ち着いてプレーしてくれましたね」と称えた。三塁はデビッド・マキノン内野手、平沼翔太内野手らとの併用で、佐藤龍には“第3の捕手”としての役割も期待され、練習を重ねながら泥臭くボールに食らいついている。