敵地なのに“異例のブーイング” 「いつもと違う」実況が違和感…大谷翔平が作る光景
「敵地に来て歩かされてブーイングを受けるなんて、誰が思うでしょうね」
■エンゼルス 5ー3 メッツ(日本時間27日・ニューヨーク)
エンゼルスの大谷翔平投手が、ニューヨークで異様な雰囲気を作り出している。26日(日本時間27日)に敵地で行われたメッツ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3打数2安打1打点の活躍。4回に四球、9回には申告敬遠を受け、敵地にもかかわらず、球場は大ブーイングに包まれた。
メッツの地元放送局「SNY」で実況を務めるゲーリー・コーエン氏は、前日から異変を感じていた。「きのうショウヘイがシティ・フィールド初見参。雰囲気がいつもと何か違いました。彼はスーパースターの素養があり、ファンの反応が普段とは違いました」と、試合前には真っ先に大谷の話題から入った。
試合が始まると、大谷が打席に入るたび、観客は立ち上がってスマートフォンのカメラを向けた。さらに四球と申告敬遠の場面では、敵地にもかかわらず大ブーイング。解説のロン・ダーリング氏も、「敵地に来て歩かされてブーイングを受けるなんて、誰が思うでしょうね」と驚きを隠せなかった。