エ軍を去る選手が「打ちまくっている」 衝撃直後に躍動の“皮肉”が「なんてこった」
放出されると伝えられた選手たちが連日の猛打ショー
■エンゼルス 10ー8 フィリーズ(日本時間31日・フィラデルフィア)
解体へと舵を切ったエンゼルスにとっては、皮肉な現実だ。29日(日本時間30日)にチームの計6選手がウェーバー公示にかけられたと米メディアが報道して以降、この2試合で放出の対象となった面々が次々と躍動。ファンからは「悪いジョークだ」との声が漏れている。
6人は、ルーカス・ジオリトとマット・ムーア、レイナルド・ロペス、ドミニク・リオンの4投手とハンター・レンフローとランダル・グリチック両外野手。悲願のプレーオフ進出は厳しい状況で、思い切って再建の道へ。ナインにもファンにも激震が走った。
報道直後に迎えた敵地でのフィリーズ戦では、グリチックが4打数3安打、1本塁打と奮起。試合には敗れたものの、12試合ぶりのマルチ安打をマークした。そして30日(同31日)の同戦ではレンフローが9試合ぶりの19号2ランをはじめ今月初の3安打と気を吐いた。
米スポーツ局「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏は「レンフローが本塁打。ウェーバーにかけられた選手たちが正真正銘、ここ2日間打ちまくっている」とポツリ。エンゼルス公式X(旧ツイッター)によるレンフローの本塁打をお知らせする投稿と合わせ、ファンからは「なんてこった、今こういうことするのか」「プレーオフに出場する新しい球団のためにオーディションか?」「彼らがプレーしているのは、プレーオフに出場する強いチームに獲得してもらたいからだ」とのコメントが寄せられていた。
(Full-Count編集部)