レジェンドが確信…藤浪晋太郎は「WSの舞台に立つ」 走者も苦にしない“特殊能力”
通算268勝のパーマー氏が解説「延長戦で大事なことは奪三振能力です」
■オリオールズ 4ー3 エンゼルス(日本時間6日・アナハイム)
オリオールズの藤浪晋太郎投手が見せた快投に、球団のレジェンドも今後の活躍を確信した。5日(日本時間6日)に敵地で行われたエンゼルス戦で、5-4の延長10回に登板。無死二塁から始まるタイブレークを、わずか9球で3者凡退に封じ、2セーブ目を挙げた。通算268勝のジム・パーマー氏は「この青年はボルティモアでワールドシリーズの舞台に立つでしょう」と絶賛した。
先頭のエスコバーを中飛で、走者は三塁へ。しかしそこからキャベッジを速球で空振り三振。最後はシャヌエルをスプリットで空振り三振に仕留め、力強くグラブを叩いた。最速は100.3マイル(約161.4キロ)で、9球中7球がストライク。地元放送局「MASN2」で実況を務めたケビン・ブラウン氏は「空振りを奪った! シンタロウ・フジナミがこの試合をセーブしました!」と伝えた。
この試合の解説を務めていたのは、19年間の現役生活をオリオールズ一筋で過ごし、サイ・ヤング賞に3度も輝いた超大物のパーマー氏。「タイブレークで登板しましたが、100マイル(約160.9キロ)を計測しました。延長戦で登板するときに大事なことは奪三振能力です。今日のフジが正しくそうでした。いい球、そしていい制球力です」と、ポテンシャルに太鼓判を押していた。
(Full-Count編集部)