前代未聞…“断トツ四球王”が最優秀防御率 平均5四球以上も…2度目のCY賞へ驀進中
パドレスのスネル、メジャートップの防御率2.50もリーグ断トツの89四球
パドレスのブレイク・スネル投手が、自身2度目のサイ・ヤング賞へ驀進している。今季ここまで12勝9敗、メジャートップの防御率2.50、155イニングで201奪三振の好成績。一方で、リーグ断トツの89四球を献上し、与四球率は5.17と防御率からは考えられない数字を残している。
2018年にレイズで頭角を表し、21勝5敗、防御率1.89の好成績でサイ・ヤング賞に選ばれたスネル。しかし、その後の5年間では2桁勝利はおろか、規定投球回にも到達していなかった。ところが今季途中から見違えるような好投を連発。6月は防御率0.87、7月は0.56と手が付けられない状態に突入している。
一方、投球内容を見ると四球が目立つ。リーグ断トツの89四球は、2位で75四球のジョサイア・グレイ(ナショナルズ)に大差をつけている。さらに、与四球率5.17は、9イニングを投げると平均5個以上の四球を出しているということだ。大量の四球を出しながら失点はしない。前代未聞の快投を続けているスネルに注目だ。
(Full-Count編集部)