大谷翔平は欠場でも…マ軍ファン熱烈ラブコール 熾烈な争奪戦、特製ユニは「中国で作った」
マリナーズ大谷翔平の特製資料も作成、今季最終戦に持参した
■マリナーズ 3ー2 エンゼルス(日本時間14日・シアトル)
今オフにFAとなるエンゼルス・大谷翔平投手は、一部で6億ドル(約885億円)を超える大争奪戦になると予想されている。ただ、大谷獲得を狙う他球団ファンにとっては、すでに争奪戦のゴングが鳴っているようだ。エンゼルスとの今季最終戦が行われた13日(日本時間14日)のマリナーズ本拠地T-モバイルパークには、マリナーズユニホームに「OHTANI」「17」と入れた熱狂的なファンが出現した。
シアトルに来て――。そんな“大谷愛”を口にしたのは、ワシントン州メイプルバレーに住むコリー・スーザさん。この日は家族3人揃って、マリナーズ・大谷ユニホームを着てきた。「来年、ショウヘイがここに来てくれることを願ってね。このユニホームは最初に公式ショップで作ろうとしたんだけど、MLBにはルールがあるようで、所属球団以外のユニホームを作れないということだった。それで中国に作ることができるところがあると知って作ってもらったんだ」。かなりの力作には変わりない。
エンゼルスとの今季最終戦には、マリナーズ・大谷をイメージした資料も持参。その資料には「大谷翔平とフリオがワールドシリーズチャンピオンに並ぶ お願いします」と日本語で書かれている。なぜ、ここまでのラブコールを送るのか。「彼がベストだからだよ。(今季は)44本塁打でしょ? 彼の状態がすぐ良くなってくれると願っているよ」と復活を願った。
8月に右肘内側側副靱帯を損傷していることが発覚。仮にトミー・ジョン手術を受ければ、投手復帰は2025年以降が見込まれる。「だからこそ、マリナーズに合っていると思うんだ。来年は登板できないけど、マリナーズには投手がたくさん揃っている。また投げられるようになれば、さらに良くなる。ハッハッハ」と笑い飛ばした。
右脇腹を痛めている大谷はこの日のマリナーズ戦を欠場。10試合連続欠場となった。マリナーズ選手ではイチロー氏の愛弟子として知られるフリオ・ロドリゲス推しだというスーザさんは「2人揃ってワールドシリーズチャンピオンになるのが僕たちの夢なんだ」。溢れんばかりの“大谷愛”を、熱い口調で語り尽くた。