ソフトバンク上林が2試合連続弾&好返球「読みが当たっているのが大きい」
6月の月間本塁打は9本も「もっとヒットを打ちたい」
■ロッテ 5-2 ソフトバンク(30日・ヤフオクドーム)
ソフトバンクの上林誠知外野手が30日、本拠地でのロッテ戦で8回に2試合連続となるソロ本塁打を放った。3回の守備ではライトからの好返球で追加点を阻止するなど、敗戦の中にも攻守で光るプレーを見せた。
2試合連続となる12号ソロを放ったのは、前日と同じ8回裏の打席だった。4点ビハインドの中、ヤフオクドームのファンに連日の奇跡を期待させる一発だった。この日は奇跡こそは起こらなかったが、足を運んだファンには何よりの慰めとなったはずだ。
「ホームランを狙っていたわけじゃないです」と言いながらも「読みが当たっていることが一番大きいと思います」と話し、前日の一発に続いてしっかり球種やコースを読んで弾き返した一発だったと明かした。
月間本塁打数9本で6月を終えた。それでも上林は「ホームランは別にいいんで、もっとヒットを打ちたいです。まだまだ全然満足できないです。まあ、明日また7月のスタートなんで」と、安打数に強いこだわりを持ちながら新しい月を迎える。
守備では、初回と3回にライトからホームに好返球。初回は際どいタイミングでセーフの判定となったが、3回は鈴木大地をしっかりとアウトにした。「自分としては1個目の方がアウトで2個目の方が『やばい』と思ったんですけどね」と苦笑い。悔しさと喜びが入り混じる2つの返球となったようだ。