大谷翔平、DL入りも新人王候補1番手に君臨 米メディア「球界で最も魅力的」
右肘手術を回避し、打者として復帰を目指す大谷
右肘内側側副靱帯を損傷し故障者リスト入り(DL)しているエンゼルスの大谷翔平投手は手術を回避し、フリー打撃を再開するなど「打者」復帰に向け順調に前に進んでいる。そんな中、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」は今シーズンの3賞(MVP、サイヤング、新人王)を予想。ア・リーグ新人王の最有力として大谷の名前を挙げている。
開幕から投打でメジャーを圧巻する活躍を見せた大谷だが、右肘の靭帯を痛め6月8日(同9日)にDL入りした。トミー・ジョン手術の可能性もあったが、多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射による治療で手術を回避し、打者としての復帰を目指している。
記事では、約1か月もの間、戦列を離れている二刀流ルーキーを、現時点で新人王候補1番手に挙げた。開幕からの活躍を振り返りながら、「今季100打席以上に立ったアメリカン・リーグのルーキーの中で最も高いOPS+を誇る打者であり、40イニング以上投げたアメリカン・リーグのルーキーの中で2番目に高いERA+を誇る投手である」と、選出理由を説明している。
今シーズン投手としての復帰は厳しいが、大谷はすでに打撃練習を再開。球団も指名打者としての復帰を選択したことに言及し、「怪我を抱えたまま打者としてプレーさせるリスクを上回るほど、オオタニは“打者・大谷”に価値があると証明した」とレポートしている。
大谷に次いで2位にランクインしたのは、ヤンキースのグレイバー・トーレス内野手、3位には同じくヤンキースのミゲル・アンドゥハー内野手の名が挙がっている。名門球団の新鋭も非常に魅力的なプレーヤーだが、「大谷は故障者リストに入っていても、球界で最も魅力的な選手の1人である」と高評価。果たして、新人王の投票権を持つ全米野球記者協会の記者たちは、シーズン終了後にどういう評価を下すのか。興味深いところだ。
(Full-Count編集部)