去就注目のトラウトから「アプローチはない」 エ軍GMが切望…“992億円コンビ”の復活
レンドンの復活にも期待「野球IQが高い」
今季もプレーオフに進出できなかったエンゼルス。チーム再建へ、鍵を握るのは今季怪我に泣いたマイク・トラウト外野手、アンソニー・レンドン内野手だろう。トラウトに関してはトレード報道もされているが、ペリー・ミナシアンGMは16日(日本時間17日)、「チームを引っ張ってくれることを期待している」などと述べた。
トラウトは7月4日(同5日)に左有鈎骨を骨折。今季は82試合出場で打率.263、18本塁打、44打点で、ここに来てトレードの可能性が取り沙汰されている。ミナシアンGMは「彼からその話に関するアプローチはない。彼は素晴らしい選手だ。でも、望んでいたシーズンを過ごすことができなかったので、落胆しているだろう。それでも、長い間このチームを引っ張ってくれることを期待している」と語る。
度重なる故障で離脱中のレンドンは43試合出場で打率.236、2本塁打、22打点。自身の判断で検査を受けて骨折が判明したことが物議を醸している。ミナシアン氏は「セカンドオピニオンを受けることは一般的で、選手の権利だ。治療方法は同じだから、あまり状況は変わらない」と説明。その上で「とてもいい選手なのでプレーさせることが重要だ。出場すると勝つ確率が上がるし、野球IQが高い」と力を込めた。
トラウトとは2019年3月に12年総額4億2000万ドル(約630億2600万円)、レンドンとは2020年から7年総額2億4500万ドル(約362億500万円)で契約を結んだエンゼルス。“992億円コンビ”の復活はエンゼルスの再建には欠かせない。
(Full-Count編集部)