オリックス、21世紀初のパ3連覇 7回一挙6得点で逆転、超満員の京セラDは狂喜乱舞
2点を追う7回に2死から6安打を集中させ一挙6得点で逆転
■オリックス 6ー2 ロッテ(20日・京セラドーム)
オリックスは20日、本拠地で行われたロッテ戦に6-2で勝利し、リーグ3連覇を達成した。パ・リーグでは21世紀初の快挙。京セラドームでの優勝決定はオリックス初で、2001年近鉄以来2度目となった。
球場のボルテージは最高潮となった。この日は前売り、当日券共にチケットが完売。勝利を願うファンの声援が2点を追う7回に届いた。2死からゴンザレスの四球とロッテ・横山の暴投で2死二塁の好機を作ると杉本の中前適時打で1点差に。さらに一、二塁から紅林の右前適時打、続く野口の右前適時打で逆転に成功した。
勢いに乗った打線は止まらず中川圭、西野の連続適時打が飛び出し、この回一挙6得点を奪った。6回までわずか3安打だった猛牛打線は7回の1イニングだけで6安打を集中させ試合をひっくり返した。逆転した8回は宇田川、9回は山崎颯が試合を締めた。
本拠地での胴上げは1996年にグリーンスタジアム神戸(現ほっと神戸)での日本ハム戦の延長10回、イチローのサヨナラ打で決めた以来27年ぶり。リーグ3連覇はパ・リーグでは1992年の西武以来、32年ぶり。球団では1977年の阪急以来、46年ぶりとなった。
中嶋聡監督は就任してから3年連続リーグ優勝。昨年は日本一にも輝き、ポストシーズンでは連続日本一を目指していく。