内川&藤田が引退…減りゆく“旧横浜”戦士 生え抜きは1人…異国で挑戦続ける長距離砲
2012年に親会社はDeNAに変更…横浜時代を知る内川&藤田が引退
DeNA・藤田一也内野手、独立の九州アジアリーグに所属する大分B-リングスの内川聖一内野手の現役引退が21日に明らかになった。横浜時代の同僚で、同じ41歳。TBSが親会社だった時代(2002年~2011年)にプレーした現役選手が、また少なくなった。
藤田は近大から2004年ドラフト4巡目で横浜に入団。親会社がDeNAになった2012年途中に楽天に交換トレードで移籍。2021年オフに戦力外通告を受けると古巣に復帰し、2年間プレーした。
内川は大分工業から2000年ドラフト1位で横浜に入団し、2010年オフにソフトバンクへFA移籍。2021年からヤクルトで2年プレーし、通算2186安打で2度首位打者に輝いた。今季は大分B-リングスでプレーし、バットを置く決意をした。
2人の引退により、TBS時代にプレーした現役戦士は少なくなった。その1人が巨人・梶谷隆幸外野手だ。開星高から2006年高校生ドラフト3巡目で入団。横浜時代の5年間では計27試合にとどまり、DeNAになった2012年から出場機会を増やした。
梶谷、田中健、国吉、筒香…“旧横浜”でプレーした現役選手たち
唯一人の生え抜きは左腕・田中健二朗投手だ。常葉菊川高から2007年高校生ドラフト1巡目で入団。横浜での4年間では通算6登板も2016、2017年に60試合以上登板を果たすなど活躍。2019年のトミー・ジョン手術を経て復活を遂げた。
ロッテ・国吉佑樹投手は秀岳館高から2009年育成ドラフト1位で入団。2011年夏に支配下契約を結ぶと、主に救援で活躍し、2012年は先発に抜擢。以降は救援として活躍している。
もう1人が、現在はジャイアンツ傘下3Aサクラメントでプレーする筒香嘉智外野手だ。横浜高から2009年ドラフト1位で横浜に入団。横浜最終年の2011年は40試合出場で8本塁打を放ち、飛躍のきっかけをつかんだ1年だった。
2012年にDeNAに譲渡されて今季が12年目。横浜時代にプレーした選手が少なるのも当然だろう。これらの選手の今後の奮闘が期待される。
(Full-Count編集部)