山本由伸、史上初3年連続「投手4冠」が現実味 7回0封で15勝目、奪三振もトップ浮上
ロッテ・種市の153三振を抜き、暫定「投手4冠」に…最速158キロを計測
■オリックス 4ー1 西武(24日・京セラドーム)
オリックスの山本由伸投手が24日、本拠地・京セラドームでの西武戦に先発し、7回3安打無失点の好投で15勝目(6敗)をマークした。チームは4-1で勝利し、6連勝を飾った。山本はこの日、最速158キロを計測し、防御率は依然トップの1.26。10三振を奪う快投で、ロッテ・種市の153三振を抜いて、158三振となりリーグトップに躍り出た。この時点で投手4冠に浮上。前人未到の3年連続での快挙達成も見えてきた。
3連覇を決めても、絶対的エースは気持ちの入った投球を披露した。初回先頭で源田に左安打を許すも、後続を仕留めて無失点で切り抜けた。3回2死に岸から空振り三振を奪うと、4回はマキノン、中村、佐藤龍を3連続三振に。5回先頭の蛭間から空振り三振を奪うまで5者連続三振をマークし、勢いに乗った。
打線は6回1死からバッテリーを組む森友哉捕手が逆方向に17号先制ソロを描くと、その後はゴンザレスが11号3ランを放ち、試合の流れを引き寄せた。ベンチでは山本も大声を張り上げて喜んだ。
山本は2021年から2年連続で投手4冠を記録し、今季も獲得となれば3年連続での快挙となる。投手4冠の複数回達成はプロ野球史上初だったが、自身が記録を塗り替える可能性は大いにある。