40HR&68盗塁でも勝てない…MVP最有力の“最強野手” ライバル認める異次元「8.1」

ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:ロイター】
ドジャースのムーキー・ベッツ【写真:ロイター】

ドジャースのベッツは、総合的な指標「WAR」でリーグトップの「8.1」

 ナ・リーグのMVP争いが、史上稀に見る大激戦になっている。40本塁打&68盗塁というインパクトある数字を残すブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手、53本塁打&133打点でメジャー2冠を独走するブレーブスのマット・オルソン内野手が話題の中心だが、総合的な指標で2人を上回る選手がいる。

 ドジャースのムーキー・ベッツ外野手は、今季ここまで146試合に出場して打率.309、39本塁打、13盗塁、出塁率.410、OPS1.000の好成績。守備でも右翼、二塁、遊撃を高水準でこなし、米国の代表的な記録サイト「ベースボール・リファレンス」の総合的な指標「WAR」で、リーグトップの「8.1」をマークしている。

 アクーニャJr.は「8.0」、オルソンは「6.9」で続いており、まだまだわからないが、「WAR」だけで見るとベッツがMVP最有力とも言える。ライバル球団のジャイアンツに所属するブランドン・クロフォード内野手は「彼の生まれ持った運動能力とグラウンド上での状況把握能力は素晴らしい。別格だ」と評している。

 米スポーツ局「MLBネットワーク」の番組「MLBセントラル」に出演したWBC米国代表監督のマーク・デローサ氏も「ムーキー(ベッツ)は、球界で5本の指に入る選手だ。MVP議論を再考しなければいけないと思う」と言及。元フィリーズGMのルーベン・アマロJr.氏も「ベッツだと思う」とMVP争いを予想していた。

(Full-Count編集部)

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