日本ハム谷内が引退会見…何度も“終わり”見た11年間「つらい時期の方が多かった」

引退会見を行った日本ハム・谷内亮太【写真:町田利衣】
引退会見を行った日本ハム・谷内亮太【写真:町田利衣】

27日ロッテ戦で引退セレモニー「無様な姿は見せないように」

 日本ハムの谷内亮太内野手が26日、エスコンフィールド内で引退会見を行った。冒頭で「11年間色々な人に支えられてここまでやり切れたと思います。本当にありがとうございました」と感謝の思いを述べた。決断の理由は「7月に2軍に落ちてから1度も1軍に上がれませんでしたし、成績も現実として残っていなかったですし、色々なことを考えて引退することになりました」と明かした。

 2012年ドラフト6位でヤクルトに入団し、2018年オフにトレードで日本ハムに移籍した。11年間のプロ生活を振り返り「正直、苦しい時期だとかつらい時期の方が多かったですし、自分でもよくここまで何とかやってこられたなと思いますし、日々頑張った結果がこの11年間という期間につながったと思います」と本音も漏れた。

 32歳での決断に「僕はやり切ったなと思います。プロに入ったときは10年間やれるとは思っていなかったですし、何度もこれで終わりなんじゃないかと思った」と充実の表情を浮かべた。

 27日のロッテ戦では引退セレモニーが行われる。「無様な姿は見せないように、しっかり準備して臨みたいと思います。とにかく全力で僕はやるだけだと思いますし、特別な感情がないわけではないですけど、普段通りしっかり準備して臨みたいと思います」と“最後の1日”に思いを馳せた。

(町田利衣 / Rie Machida)

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