注目浴びるスタジアム建設費 MLB球場はどの程度? ヤンキースは完成後批判も…

メジャーで2000年以降にオープンした球場の建設費用は?

 2020年の東京五輪、2019年のラグビーW杯での使用を目指した新国立競技場の建設案が白紙に戻された。2012年の国際コンペで選ばれたデザインが、当初の予算1300億円からその約2倍にあたる2520億円に膨れあがったことが問題視され、安倍晋三首相がデザインからの計画見直しを決めた。

 2019年のラグビーW杯開催までに、新国立競技場の完成が間に合わないことは残念だが、やはり2520億円は高額だ。来年開催されるブラジルW杯のメインスタジアムが約1億9200万ドル(約238億円)、2012年ロンドン五輪のメインスタジアムが4億2900万ポンド(約936億円)という数字と比較してみてもケタが1つ変わるのだから、やはり贅沢品になってしまうだろう。

 そこで、メジャーリーグの各球場はいくらくらいの建設費を要したのか調べてみた。レッドソックスの本拠地フェンウェイパークやカブスの本拠地リグリーフィールドなど、100年以上も前に建設された球場もあるので、別表には2000年以降にオープンした球場のみをピックアップしてある。参考までに、1ドル=124円の計算で、2520億円は約20億3225万ドルに換算される。

 最も高額な球場は、2009年にオープンしたヤンキースタジアムだ。旧スタジアムの隣に16億ドルで建設された新スタジアムは、同年に同じくニューヨークで開場したメッツ本拠地シティフィールド(6億3200万ドル)の約2・2倍コストが掛かっている。

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY