「勇人がうるうるしてて泣いた」 原監督との“絆”に感動「申し子だもん」
最終戦セレモニーで「辞任します。阿部慎之助くんにチームを託そう」
■巨人 1ー0 DeNA(4日・東京ドーム)
巨人の原辰徳監督は4日、東京ドームで行われたDeNA戦後のセレモニーで、今季限りで辞任することを明かした。挨拶を終えると花束を贈られナインと握手。坂本勇人内野手は目を潤ませ、菅野智之投手は号泣するなどしたシーンは「もらい泣きした」「育ての親だもんな……」などとファンの感動を呼んでいる。
原監督は「Bクラス確定の夜、2つのこと約束しました。1つは辞任します。もう1つは若いリーダー、阿部慎之助くんにチームを託そう。そういう決断をしました。私の心境は一点の曇りもございません」とファンに報告。後任は阿部慎之助ヘッド兼バッテリーコーチが務めることも宣言した。
今季は71勝70敗の貯金1で終えたが、3年連続でリーグ優勝を逃し、2年連続の4位でクライマックスシリーズ進出に届かず。「これはひとえに監督である私の指導不足、責任です」と謝罪の言葉も口にした。それでも原監督が残した功績は大きい。第1次~第3次政権で計17年間指揮を執り、リーグ優勝9度、日本一3度。巨人の歴代監督で最多勝利を挙げた。
坂本や菅野ら、育て上げた選手も数知れない。ファンからも「坂本泣いてるじゃん」「一緒に泣いてしまった」「申し子だもん」「泣くの我慢してたけど勇人がうるうるしてて泣いた」といった声が。また「原さんも肩の荷が下りて楽になったのか穏やかな顔をされとる」「原さんお疲れ様でした」「原監督みられなくなるの寂しいな」とねぎらいのコメントも相次いだ。