“現役ドラフト組”から3人戦力外 V貢献左腕や長距離砲が覚醒も…分かれた明暗

DeNA・笠原祥太郎(左)とヤクルト・成田翔【写真:荒川祐史、小林靖】
DeNA・笠原祥太郎(左)とヤクルト・成田翔【写真:荒川祐史、小林靖】

第1次戦力外通告期間は13日までとなっている

 戦力外の第1次通告期間は、クライマックスシリーズ(CS)が開幕する前日までとなっており、13日に終了する。ここまで12球団計91人が通告を受けた。昨オフに初めて実施された現役ドラフト組からは、ヤクルトの成田翔投手、DeNAの笠原祥太郎投手、オリックスの渡邉大樹外野手の3人が岐路に立った。

 成田はロッテで通算15試合に登板して0勝2敗。ヤクルトに加入した今季は2年ぶりの1軍登板を果たしたものの、3試合で防御率5.40に沈んだ。5月以降は1軍登板機会がなく、プロ8年目で初勝利は挙げられなかった。

 中日時代の2019年には開幕投手を務めた笠原は、不整脈で入院するなどこの年8登板に終わり、徐々に登板数が減少。新天地では2試合の登板で0勝2敗、防御率4.50に終わった。

 渡邉は2021年に自己最多の94試合に出場して、ヤクルトでリーグ優勝を味わった。しかし昨季は49試合の出場にとどまると、移籍した今年はわずか1試合。2打席に立ったが安打を放つことはできなかった。

 12人中3人が戦力外と“厳しい現実”になったが、移籍がキッカケとなり大成功した選手も。阪神の大竹耕太郎投手は12勝を挙げてチーム18年ぶりの「アレ」こと優勝に貢献。中日の細川成也外野手は24本塁打と“覚醒”を遂げて中心選手に成長し、明暗が分かれる形となった。

(Full-Count編集部)

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