山本由伸に巨額を投入? 521億円契約“破談”で「とんでもないオファーの可能性」
昨オフにコレアとの巨額契約を結べなかったジャイアンツ
今オフにメジャー挑戦の可能性があるオリックス・山本由伸投手の動向は、米球界を騒がせている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のジャイアンツ番を務めるグラント・ブリスビー記者は、今オフの補強プランについて「ヨシノブ・ヤマモトを獲得するというアイデアには愛着を感じてもいいだろう」と言及した。
同記者は、昨オフに契約寸前まで持ち込みながらも獲得できなかったカルロス・コレア内野手(ツインズ)が、プレーオフで相変わらずの高いパフォーマンスを発揮していることを羨みつつ、資金を抑えられたことをポジティブに検討した。
コレアは昨オフジャイアンツと13年3億5000万ドル(約521億1600万円)で契約したと報道されたが、正式契約が延期され、結果的にはツインズと6年2億ドル(約297億8000万円)で再契約となった。
同記者は仮にコレアと契約していれば、今オフ大谷との契約を結ぶことは「抵抗を感じないだろうか?」と指摘。来季は怪我の影響で登板できないものの、「マーケティングのツールとして考えれば、彼の価値は計り知れない。ほとんどの野球選手の知名度がローカルにとどまっている時代に、彼はニューヨーク・タイムズの一面で見出しを飾ることができるスーパースターなのだ」と、前向きに検討することを薦めている。
山本については「誰もが彼を欲しがるだろう」とし、「コレアを獲得していたなら、ジャイアンツは普通の金額を提示していただろう。コレアがいないことで、ジャイアンツはとんでもない(高額な)オファーを出す球団になれる可能性がある」と、資金とつぎ込めると主張した。
さらに「ジャイアンツにとって、彼は最重要ターゲットだ。チームはオフェンス(打者)を必要としており、(投手の)ヤマモトは直接的な助けにはならないが、彼がいることで、ジャイアンツが若い投手を放出し、能力の高い打者たちを獲得することが可能になる」と高く評価していた。
(Full-Count編集部)