鷹が怯える“恐怖の男”好相性示す「357」 ロッテ掴んだマリン開催…佐々木朗希が大役

ロッテ・吉井理人監督(左)とソフトバンク・藤本博史監督【写真:荒川祐史】
ロッテ・吉井理人監督(左)とソフトバンク・藤本博史監督【写真:荒川祐史】

佐々木朗希は本拠地では5勝1敗、防御率0.73と抜群の成績

「2023 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージは14日、ZOZOマリンで2位・ロッテと3位・ソフトバンクが激突する。両チームの順位が決定したのは、レギュラーシーズンの最終戦。ロッテは10日の楽天戦で勝利すれば2位、引き分けで3位、敗れれば4位というプレッシャーの中、見事に楽天を打ち破り、ホーム開催をもぎ取った。

 第1戦の予告先発は、佐々木朗希投手とカーター・スチュワート・ジュニア投手。佐々木朗は、9月17日以来の登板となる。ZOZOマリンでは8試合の登板で5勝1敗、防御率0.73と抜群の成績。「令和の怪物」の投球で、まずは1勝をつかみたい。

 対するスチュワート・ジュニア投手は、ロッテ戦2試合に先発して0勝2敗。10回を投げて防御率7.20、ZOZOマリンでの登板は6回5失点と苦戦している。

 ロッテは、守護神・益田直也投手がソフトバンクに対して防御率0.96と安定した成績を残している。主に8回を任され、最優秀中継ぎにも輝いたルイス・ペルドモ投手が離脱中で、代役としてソフトバンク相手の防御率が1.26の坂本光士郎投手、同1.23の西村天裕投手が挙げられる。

 対するソフトバンクは、49試合登板で防御率0.92のロベルト・オスナ投手が最終回に君臨している。また、松本裕樹投手が対ロッテ14試合で防御率0.00。甲斐野央投手は7試合で1失点、又吉克樹投手も6試合で1失点と相性が良い。

 ロッテ打線は、角中勝也外野手が対戦打率.357、2本塁打8打点と好相性。今季の代打成績も25打数11安打6打点の打率.440と圧倒的な数字。ベテランの起用方法にも注目だ。

 ソフトバンクでは中村晃外野手が対戦打率.322、出塁率.417と球団別で最も成績が良い。出塁率の高い柳田悠岐外野手、近藤健介外野手を返す役割が期待される。また、川瀬晃内野手が9月・10月は27試合出場で55打数18安打、打率.327と調子を上げてきている。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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